不動産投資の世界

不動産投資業界歴10年の知見を活かし、不動産投資のノウハウをブログで公開しています。

入居者がいつの間に変わっている!?

私が長年不動産業に浸かっていた時の経験を基にして、【現実あるあるシリーズ】を書いています。

オーナー様にとって、よくあるトラブル情報を事前に知っておくことで、先に何らかの回避策を打つことができたら良いなと。お役に立てたら幸いです。

日本だけど日本じゃないほど多国籍

日本国内は今では多国籍化していると言っても過言ではないほど、旅行者以外の外国人を見かけることは珍しくありません。留学生や労働目的など、恐らく都内であればどこのエリアでも当たり前のように見かけるでしょう。そうなると当然、賃貸入居者の内訳も日本人だけではありませんので、賃貸契約時には入居者の国籍に合わせた言語、若しくは共通用語の英語などで記載された書類を用意するのが当たり前になっているのです。

今はそんな時代です。

あるあるトラブル②

さて今回は、私が現場で経験した現実で起きている「入居者あるある第2弾」のお話。
先に言っておきますが、これからお話することはあくまでも「実際に起きている問題」であって、「悪口」ではないです。誤解無きようお願い申し上げます。

ひっそり入居者チェンジ

珍しくない今でも変わらず起きているトラブルの一つが勝手に入居者を変更すること
これは正直、外国籍の入居者に限って頻発しているトラブルです。

契約者本人が2・3ヵ月外泊するから、その間は兄弟姉妹に貸すなど、契約者本人以外の者が住むことは禁止です。たとえ家族・親戚であっても例外はありません。
転貸借行為は禁止条項ですので、契約解約事項に該当し、大家さんから契約を解約する事が可能です。

契約時の仲介会社の腕の差もありますが、禁止事項についての説明は契約時にも行いますし、重要事項説明書にもしっかり記載されている禁止事項の一つですが、いつの間にか家族間で住みまわしているケースが多いのです。これは、日本語ペラペラで言葉を理解している方であろうが、日本語片言の方であろうが起きていますね。

一世帯・一世帯を抜き打ちで訪問するわけにもいかないので、なかなか解決策が出てこない難題なのです。

要らぬ消費の元

禁止事項を行った場合は契約解除できるのですが、簡単ではありません。
日本語ペラペラで言葉を理解している方でも、「ルールを理解してませんでした」から入ってくるので和解がとても大変で、時間と量力をかなり消費します。おまけに、契約違反をしたことを棚に上げて、堂々と賠償金を請求してくる人も中にはいます。

この辺りの習慣の違いトラブルはホントに時間と労力が消費する案件なので、仲介役として入ってくれる管理会社と密接な繋がりを持っていることが大事です!