私が長年不動産業に浸かっていた時の経験を基にして、【現実あるあるシリーズ】を書いています。
オーナー様にとって、よくあるトラブル情報を事前に知っておくことで、先に何らかの回避策を打つことができたら良いなと。お役に立てたら幸いです。
日本だけど日本じゃないほど多国籍
日本国内は今では多国籍化していると言っても過言ではないほど、旅行者以外の外国人を見かけることは珍しくありません。留学生や労働目的など、恐らく都内であればどこのエリアでも当たり前のように見かけるでしょう。そうなると当然、賃貸入居者の内訳も日本人だけではありませんので、賃貸契約時には入居者の国籍に合わせた言語、若しくは共通用語の英語などで記載された書類を用意するのが当たり前になっているのです。
今はそんな時代です。
変わらぬトラブル
さて今回は、私が現場で経験した、現実で起きている「入居者あるある」のお話をしましょう。
先に言っておきますが、これからお話することはあくまでも「実際にある問題」であって、「悪口」ではないです。誤解の無いようお願い申し上げます。
設備盗難
まだまだ留学生や労働目的の外国人が住むことが珍しかった10年ちょいくらい前から、珍しくない今でも変わらず起きているトラブルの一つが退去時の設備盗難。
盗難の多くは「蛇口」。そう・・・昔ながらの十字になっているアレです。
洗面台やキッチンの蛇口は、ここ最近だと十字タイプのではなくレバー式が主流になってきているので盗難率は低くなりましたが、洗濯機の蛇口はレバー式ではないので、高確率で退去時に盗まれてますね。
引っ越し時に蛇口を持参する国でもあるのか・・・?って思うほどの高確率。
そして次に盗難が多いのは、洗濯機のホースと水を流す排水溝を繋ぐ「エルボー」という設備。
これは、無くなる度に大家さん負担で新規で取り付けなければという出費の元になる現実的な課題なので、管理会社としっかりと対策を立てた方が良いです!
室内土足
これはアジア圏以外なら仕方がないと言えば仕方のない習慣なんでしょうけど・・・高確率で、室内を土足であがってしまう方は多いです。
退却時にドロドロになっている部屋も少なくはありません。
基本的に、敷金や室内クリーニング費用を超える場合は、元入居者へ別途請求をして払ってもらうのですが、「室内を土足で上がってなぜダメなんだ?その汚れをなぜ払う?」と請求時に揉めることも珍しくないのが現実です。
この辺りの習慣の違い・・・は、契約時にしっかりと説明・理解をしてもらうことが大事です!