不動産投資の世界

不動産投資業界歴10年の知見を活かし、不動産投資のノウハウをブログで公開しています。

【空室対策③】明確なターゲット

ペルソナを考えたリフォーム

入居者を獲得しようと室内をリフォームやリニューアルをしても、保有している物件のエリアのニーズに合っていなければ、新規入居者がなかなか獲得できないままで、結局は空室を減らすことができません。

例えば、
昭和のようなレトロな街(エリア)に物件を持っていたとします。
そのエリアには(100%とは言いませんが)レトロ好きが住みたがる確率は高いのです。ところがリフォーム・リノベーションした部屋が、レトロとは真逆の都心向けのような白と黒でパッキリとした内装だったら・・・?賃貸ニーズに合ってるでしょうか?

お金をかけて内装を工事しても、ニーズとかけ離れていては意味がありませんね。
なので工事をする前に、キチンとニーズを把握し、どんなターゲット層を狙うのかの「ペルソナ」を明確にイメージしておくことが大切です。

頼りになるのは「賃貸管理会社」というパートナー

とはいえ、大家さん個人で市場のニーズや自身が持つ物件エリアのニーズを把握するのはとても大変です。
そんな時に頼れるのは「街の賃貸会社」です。

街の賃貸会社といっても、「賃貸の仲介業」だけを行っている会社もあれば、「賃貸の仲介業」&「賃貸管理」を行っている会社もあるので、後者をパートナーに選ぶのが良いでしょう。

仲介業を行っているという事は、どのエリアではどんな入居者希望者が多いのかを理解していますので、ご自身が持っている物件のエリアのニーズについても、的確なアドバイスをしてくれると思います。
そのアドバイスを元に、どんな年齢層で男性・女性・学生・留学生・社会人など、具体的なペルソナを描くことができるのではないでしょうか。

「賃貸管理」を行っているということは、内装業者との繋がりもあるハズなので、紹介して貰うと良いと思います。
個人で内装業者を探すのは大変ですからね。使えるツテはフルで使いましょ。

最後に・・・

どうでしょうか。
大きな工事をする前にやるべきこと、なんとなくイメージできましたか?
不動産を運営するにあたって外壁や内装工事は必要な先行投資です。「短期空室」且つ「長期入室」に変えないと投資の意味がありませんね。
工事前に明確なイメージを持ちましょう。