不動産投資の世界

不動産投資業界歴10年の知見を活かし、不動産投資のノウハウをブログで公開しています。

ターゲットを絞った空室対策②

大半の建物は、築5年までは入居者が決まり易いのです。逆に古くなればなるほど入居者が決まり難くなるのです。とはいえ建物も人間と同じで年を取りますし、相応の劣化もします。
建物が古いからこそ、入居者獲得するための工夫が必要なのです。

「許すから苦情は言わない」ルールのアパート!

最近では楽器可の物件需要が高まっていますが、物件数はそんなに多くはなく競争率が高いのです。
そこに目を付けたアパートがあって、とても面白いのです。

場所は都内。
・ガタが来ているどころではないくらい古くて手狭なアパート
・賃料は全部込みこみで3万円台前半
・楽器可(別途料金発生なし。演奏可能な時間制限あり。)

この物件は、防音対策はされてない古~いアパートですが、面白いのは住人へのルールなんです。
どんな楽器でも演奏を許す変わりに、騒音に対する近隣苦情は言わないでねってルールなんです。
入居者全員が楽器を持ち込んでいるわけではないのですが、ルールを理解した上で住んでいるので、ピアノだのギターの音が隣から聞こえてきても苦情は起きないのです。

その工夫の結果、築がとても古いのに長期満室が維持できているそうです。
発想の転換から、住人と大家さんのWin×Winな関係を作ったアパートですね。

何度も言いますが、不動産投資とは常に家賃収入を得てナンボの投資方法です。
ただ、一度住んだら一生退室することなく住み続ける入居者は、そうそういませんね。
そのため、如何に空室期間を短くするか・・・が大事なのです。