不動産投資の世界

不動産投資業界歴10年の知見を活かし、不動産投資のノウハウをブログで公開しています。

梅雨対策を早めにしましょう!

雨樋の雨漏り

自然災害は止められません!

突然、予告も無くやってくるのが自然災害です。
そして被害範囲の想像ができないのも自然災害です。
よくある自然災害トラブルは「雨漏り」や「配管の破裂」です。
梅雨や台風シーズンには注意が必要です。

アパート経営の場合は雨樋に注意!

雨樋(あまどい)ってなんぞ?と思いますよね。
とどのつまり屋根から流れ落ちた雨水がドバって下に流れていくための管ですね。
その管が枯れ葉などで詰まっていたり、古くて割れていたりすると、「雨漏り」が起きるのです。
もちろん屋根のメンテナンスを怠っても「雨漏り」はおきます。
築の古いアパートを購入した場合は特に、むき出しになって設置されている場合が多いので、梅雨や台風前にはしっかりと点検が必要です。

マンションは浸水と破裂に注意!

浸水に注意!

地域よっては、排水管の詰まり川の氾濫が起こり易い地域があり、建物が面している道路が浸水する恐てがあります。その場合、エントランスだけではなく、1階の入居者へ被害が出てしまう可能性もあるのです。

アパートやマンションを購入する際は、その地域が該当していないか、ハザードマップを確認してから購入する事をオススメします。

破裂に注意!

だいたいのマンションは、外廊下・外階段・エントランス前のポーチ・各住戸の専用庭やベランダなどに雨水排水設備が設置されています。
排水口・排水溝に土砂や枯葉・ゴミなどが溜まらないように定期的な清掃が必要です。
この清掃を怠ると、雨が連日降った場合や大雨時に排水管へ水が流れず溢れたり、排水管が詰まって破裂する場合があります。

修繕義務は大家さんです

さて今回は「雨漏り」についてのお話。

まず覚えておかなければならないのが、修繕義務が誰にあるのか?という事です。
雨漏りなど自然災害が原因で起きたトラブルは、入居者が故意で壊したわけではないので、大家さんが修繕義務を負うのです。
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賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りでない。(民法第606条)
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雨漏りは早めの対応が吉

雨漏りを放置しておくと入居者の生活には当然支障が出ます。
それだけではなく、水がドンドン広範囲に滲みこんで建物全体にも影響を与えます。
結果、建物の耐久性が低下するので、資産価値としても大きく減少させることにもなりかねません。

まとめ

メンテナンスは、「コスト削減だー」と優先的に削減するところではありません。

転ばぬ先の杖
被害が出てからの方が、飛んでいく費用は高額なのです。
これでもか!っていうくらいしっかりと定期的に行う必要があるのです。
建物の大家さんは入居者へ快適な空間を維持するためにも、常に建物内外のメンテナンスを行いましょう。